27日(日曜午後10時すぎ)に東京を発ち途中物資を購入して車で出発、翌28日月曜午前3時30分着となりました。今回、次男ジョセフ(11)とホームスクーラーOBの中山龍人君とで向かいました。寒くなるのでと「ホッカイロ」等、差し入れもあり、(伝道のための兼務利用OK)水等と共に持参。水道はまだ断水です。
28日朝7時30分、ボランティア・チーム集合。被災地のニーズが続いている中、約50名に増強されていました。神様に感謝しました。
この春行われた沖縄伝道で出会った教会から10名の皆さん。アメリカ・オレゴン州ポートランドの教会からのチームもおられました。オレゴンの教会の皆さんは、東日本大震災の時に丸森伝道チームと出会いがあり、今回も連携されてました。チームの森さんは、私を見つけてくださり、以前、教会で「ホームスクーリングセミナー」を開催くださったことがあったのですが、その話をしてくださり、被災地でのうれしい再会となりました。森さんによれば、東日本大震災でのボランティア活動をきっかけに、教会内で毎年のように派遣チームが形成され、熊本や福島ほか、いろいろな地域を助けてこられたそうです。
兵庫県のチャーチスクールで教師をされていた船越さんも来られていました。そのチャーチスクールも以前、「チャーチ&ホームスクーリングセミナー」をさせていただいたスクールでしたが、船越さんもそこで出会った方で、不思議な再会を喜びました。チアのメンバーであるCさんもおられました。そして丸森の伝道チームの皆さん。ハレルヤ!です。
28日18時30分
私は年に2回行われる丸森の皆さんの相談会への参加が中心ですが、その間、龍人君とジョセフが作業に向かいました。「(ジョセフ)今日はどろかき。最初は排水溝、それからドブ。ドブはいろんなのが詰まってて大変だった。そして浸水した家屋。まだまだすごかったよ。泥は一部は乾いて固くなってるところもあるから、前回より大変だよ」「(龍人)初めてのボランティア体験、させてもらってすごくうれしい」
「(イサク)明日は僕がお世話になった方のビニールハウス頼まれてて、そこの泥かきに行きます」
泥かきとビショビショのパンツと雨合羽
今回、出がけに雨合羽を購入してきました。前回ジョセフが泥にまみれたを3回も着替えていたので、「(稲葉)ボランティアに来ると泥まみれの服に慣れる体験にもなっていいな。この前、3回も着替えてたから、今度は慣れるかな」「(ジョセフ)僕は汚い服、全然平気だよ。この前は、服が汚いのはいいけど、泥が何回もパンツまでしみこんでビショビショで、寒いから着替えたんだよ」とのこと。そういえば、東日本大震災の時はまだ冬で、泥かきの時期は防寒具をしてたから下着が濡れるとかなかったけど、この季節の泥かきは、雨合羽が必需品なんだと学習。今さらですが、ボランティアの必需品に書き込みました。
29日17時
横浜のホームスクーラーノユリちゃん(15才)がお母さんの運転で到着。お母さんはそのまま横浜へUターン。長時間運転の無事を祈る。
丸森のよしみさんがアレンジしてくれて、オレゴンの森さんがノユリちゃんをケアしてくれることになった。感謝。
29日18時30分
今日は1日、ビニールハウスの泥だし。稲刈りがほぼ終わって、コメがまだもみ殻のまま干してたんだって。ほとんど流され、米袋が破れてコメでいっぱい。腐って、匂いもすごかったよ。できたお米がほとんど駄目になって本当にかわいそうだったよ。ビニールハウスは大きくて、でも泥でいっぱいで大変だった
ノユリちゃんも活躍
「一日中、泥だしやりました」「(稲葉)泥出しはボランティアの花だよ。そのような作業、させてもらえて感謝だね!疲れるぐらいがいいんだよ」と喜ぶケアしてくれてる森さんたちに話す。
「ノユリちゃんだけでなく、チアのティーンには、何か助けようと思ってこないように、自分が教えられ、訓練してもらえる機会をありがとうございますという心構えで来るように伝え、皆、その覚悟できています。何でも喜び、感謝して行うように伝え、了解しています。そうだよね、ノユリちゃん?」「(ノユリ)はい、そうです」「(稲葉)森さん、ご指導、よろしくお願いします」「(森)OKです」
30日6時45分
韓国からのダビデさん「皆さん、ボランティア本当にありがとうございます。私の同級生の家も今、泥に浸ってて。私も行きたいし、今、世界各地、ブラジルとか地球の裏側からも集まって、ここでこんなに困っている人たちがいるのに、私たちは行かずに会議、会議。自分は、何をしてるんだか、、、、。そうした中で皆さん、実際に行って、助けてくださること、本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」
30日11時
「(ダニエル)昨日、丸森チームのある方が地元の七十七銀行に行って、通帳を渡したら、住所を見て「啓明の皆さんですね」と言われ、「はい、そうです」と言ったら、銀行の皆さん全員が立ちあがって「啓明の皆さん、ボランティアでこんなに一所懸命、助けてくださって、本当にありがとうございます」と御礼してくれたって」「(稲葉)すごいなー。銀行のスタッフの方が全員立ち上がって、町の皆さんに代わって、チームに御礼するなんて、普通、ありえないことですよね。ありえないことが起こってますね。心が開かれ、絆が結び合うというか、何というか、、、」「(ダニエル)本当にそう。不思議なことだと思う」
30日18時30分
「(ジョセフ)今日もビニールハウスの泥だしだった。作業していると、いろんな人たちが立ち寄って、泥だしや家財だし、次々と頼まれるよ。なかなか行けなくて大変」。
ノユリちゃんも日焼けしてちょっとほっぺが赤くなり、「感謝でした!」とのこと。
30日 19時
山形のホームスクーラー、山崎さんから電話あり。週末に再度、ボランティア行くかもとのこと。仕事たくさんある旨を伝え、直接、十三男君らと連絡取ってもらうことにする。
30日21時
龍人、ジョセフと3人で東京へ向かう。
龍人にお願いして、ゴミ捨て場を撮影。広大な野球場と運動場が家電や畳、がれきで満杯。
31日 午前3時30分
午前2時30分に東村山のチア・オフィスに到着。泥だらけの服ほか、あと片付けをして午前3時30分に落ち着く。
1日 午前2時
午前8時からの会議目指して、丸森へ出発。眠らないように気を付けて運転し、午前8時ちょうどに到着。会議を終えて19時に出発。
2日午前12時30分
無事、チア・オフィスに到着。東京とはいえ、東村山市なので、ビュンビュン走っても約6時間の運転となる。安全に往復できて感謝。