文科省が教育機会確保法 パンフレット作成!
― 子どもたちの尊厳と可能性と神様の恵み!
文科省から、「教育機会確保法」のポイントをコンパクトにまとめたパンフレット「教育機会確保法って何?」が、文科省ウェブサイトでの掲載が始まりました。(教育機会確保法パンフレット (mext.go.jp) )
学校・教育委員会との面談や、祖父母・ご友人の皆さんとのお話の時に、「ホームスクーリングよくわかるパッケージ」と共に用いると、便利と思いますので、お知らせします。
また、同パンフレットの印刷・全国配布案等をめぐり、文科省初等中等局の伊藤課長、また金子道仁参議院議員と話し合う機会がありました。面談との翌日、金子議員は、パンフレットを用いた「多様な教育・ホームスクーリング/フリースクール」等の周知活動に向けて、参議院文科委員会で盛山正仁大臣との質疑に立ちました。(詳細を下記にレポートします。)
まだまだ一歩一歩ですが、神様の助けの中で、法的な環境整備が進んでいます。
皆様への祝福を祈っています。
レポート「教育機会確保法・周知の向こうの子どもの尊厳と可能性と神様の恵み」
11月に開催された「多様な学びを創る」超党派議連総会にて、チア・にっぽんからはアップデートと共に、文科省が打ち出した「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」についてチアからの提案を行いました(詳細は12月15日記事「ホームスクーラーをいじめ問題から守るために」参照)。
それ以外に、チアからは、文科省ウェブサイトの改善点等への評価も伝え、感謝しました。
(稲葉) 「一昨年から、文科省ホームページの「多様な教育」コーナーを見やすくする必要等の要望を伝えてきました。(笠浩史元文科大臣や「多様な教育を創る超党派議連」での提案を通して。)以前は、文科省ホームページで「不登校」と打つと、審議会議事録等のタイトルが1000以上、掲載され、ほとんど、核心部分の必要でわかりやすい情報にたどりつけませんでした。
最近の「不登校・いじめ緊急パッケージ」コーナー等、とても見やすくなってきていて、前進が見られます。多様な教育・ホームスクーリングをめぐる、文科省、法律面からの新しい環境について、効果的な周知活動をして理解を進めていくために、引き続き、よろしくお願いします」
誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について:文部科学省 (mext.go.jp)
総会終了後、関係者の皆さん方と、文科省初等中等局の伊藤課長と話す機会がありました。
「教育機会確保法のパンフレット、とても良いです。全国の皆さん用に印刷して、いつ配られるご計画ですか?」とのフリースクール団体の代表者からの質問に対し、伊藤課長は、「都道府県の教育委員会にはお伝えしました。しかし予算がないので印刷できないですし、全国の学校や保護者の皆さんには配れません。全国の教育委員会には事務連絡をしました。あとは、ダウンロードしていただいてとお願いし、、、」とのことで、失望の声が上がりました。(「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(教育機会確保法)」の周知に関するパンフレットの送付について (mext.go.jp)
金子道仁参議院議員にチアから提案
同議員、翌日の参議院文科委員会質疑で
盛山文科大臣と質疑へ
その翌日、私は、金子道仁参議院議員から「教育機会確保法の改正案」について意見を伺いたいとのお話をいただき、1時間ほど面談をさせていただいていました。
面談中、前日の議連総会後に伺った伊藤課長の「教育機会確保法のパンフレット、予算がないので、全国の各学校や保護者の皆さんには配れません」とのポイントを伝えました。
「(金子参議院議員)それは、とても大事なポイントですね。明日、私には、参議院文科委員会にて、大臣との質疑の時間が与えられています。パンフレットや周知問題について盛山正仁文科大臣との質疑で取り上げさせていただきます」とのことでした。
私からは、その旨、伊藤課長にも、感謝をもって連絡しました。
翌日の参議院文科委員会での質疑において、まず金子議員は、いじめ問題の対策法等を次回以降、取り上げていくことを少しふれ、次回につなげてくださいました。(金子議員には、チア提案のいじめの防御策2点、「いじめの定義は、いじめ防止対策推進法2条に基づき、『被害者がいじめと感じたらいじめである』に徹底して、防止対策に向かう」「いじめは犯罪 -刑法にふれ、逮捕・犯罪歴となる点の明確な提示と指導」という具体的な対策等について、提案させていただいています。神様がいじめの不条理な破壊的な現場のすべてをご存じで、また、最善をなしてくださる計画をお持ちであるこのテーマ、防御策・武器を、一人でも多くの子どもたちに身に着けていただき、いじめ・パワハラに効果的に対抗していただければと祈っています。)
その上で、上記の教育機会確保法パンフレットの配布も含めた「多様な教育の法的環境の周知活動の徹底」についての質疑を行い、次回の質疑につなげてくださいました。詳細は進展を見つつ、後ほど、レポートできればと思っています。
写真4 (国会議事堂写真 12月15日HPブログの最後の写真)
「いじめ対策」にしても、「多様な教育―ホームスクーリング・チャーチスクール等の周知活動」にしても、我らの主、イエス・キリストが、子どもたちのひとりひとりの自由と尊厳と将来への大きな可能性を見つつ、いつもそばにいてくださっていること、そして国会、文科省といった法的環境の整備の最前線にもいてくださり、無限の愛と計画を立ててくださっていることを思わされます。
こうした歩みを見ながら、聖書のことばを思います。 「おまえたちは枝を出し、… 実を結ぶ。お前たちは耕され、種を蒔かれる…全家に人を増やす。…廃墟は建て直される。…人と家畜を増やす。…以前よりも栄えさせる。そのとき、おまえたちは、わたしが主であることを知る」(エゼキエル36 : 8-11 )
「わたしの思いは、あなたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ -主の御告げー … わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに、空しく帰って来ることはない。それは、わたしが望むことを成し遂げ、わたしが言い送ったことを成功させる。(イザヤ55:8-11)
神様を知るためのあゆみ、時に激しい山あり、谷ありで、神様の助けや祝福が、私たちの想いを超えて、時速5キロのようにゆっくりすぎに、思える時もあります。私自身の想いや視点では。
それでも、少し天からの視点で、チア創設後の24年あまりの視点から、見えてくる変化を考えても、神様の最善のスピードを思います。
神様が進めてくださっている、多くの家族、子どもたちに力を希望を与える着実な法的な環境整備の前進を思わざるを得ません。
チア・にっぽんのあゆみは未熟で不十分ですが、イエスさまの完全さと、一人ひとりの魂への愛の深さを思います。
子どもたちの尊厳と可能性と神様の恵みの深さに感謝しつつ、文科省からのパンフレット、その周辺の動きの情報をお届けさせていただきました。皆様へのますますの祝福を祈っています。
心から感謝しつつ
チア・にっぽん代表
稲葉 寛夫